200804

200804の情報ページです。
陽炎ノ辻―居眠り磐音 江戸双紙 (双葉文庫)

時代モノは滅多に読まないけれど、会社の友達が面白いというので読んでみた。
わざとらしいくらい雰囲気たっぷりの江戸情緒が気に入った。それに登場する地名がご近所なのが嬉しい。
痛快な時代小説というのもたまに読むといいものだ。

でも、わずか一巻の間に何人斬り殺されてるんだろう…。急展開のストーリーと磐音の無敵キャラ設定がなんだかラノベっぽい。
神様のパズル (ハルキ文庫)

「宇宙を作ることはできるのか?」という難問に挑む、ダメ学生と天才少女の話。
物理用語満載で初めは少なからず抵抗があるけれど、SFの雰囲気作りというか物語の彩りみたいなものだから、分からない部分は気にせず読んでも問題なく楽しめる。

空気のような冴えない主人公がエキセントリックな女の子に振り回されながら話を進めていく、というのはなんだか『海がきこえる』を連想させる。主人公の日記のような語り口もよく似ている。(こちらはそのまんま日記形式だけれど)

『海がきこえる』と違って、主人公が武藤里伽子や津村知沙とイイ感じになることもなく最後までロクな目に遭わずに終わるのは、青春モノよりSFのテイストに重心を置いたのだろうか。決してキライではないけれど、後半さんざん盛り上げたわりに最後あっさりと終わってしまって拍子抜けだったのは同じ作者の小説『僕たちの終末』と同じだった。